
こんにちは! 発音マニアのヨスです。
英語では、自動詞と他動詞で違う単語があります。
基本的に、英語では自動詞と他動詞で同じ単語を使うのですが、例外があるんですね!
具体的には、こちらになります。
自動詞・他動詞が違う単語
- lie と lay
- rise と raise
覚えるのがなかなか……なのですが、今回は簡単に覚える方法をイラストとともに紹介しますね。
英語で自動詞と他動詞で違う単語のもの
では、英語で自動詞、他動詞で違う単語を使うものをまとめました。
これが、ちょっと覚えにくいので暗記方法もいっしょに紹介しますね。
自動詞「lie」/ 他動詞「lay」
わたしが若い頃、覚えるのに苦労したのが自動詞「lie(横なる)」と他動詞「lay(横にする)」です。
この2つがごっちゃになってややこしい!
1自動詞「lie」
まずは「lie(横になる)」から覚えていきましょう。
原形 | 三人称単数 | 現在分詞形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
lie | lies | lying | lay | lain |
「横になる」という意味で、自動詞になります。
I lie here after lunch everyday.
(わたしは毎日、ランチのあとはここで横になる)
「lie(自動詞: 横になる)」は「わたしが横になる」のように自分がやることに使われます。
こちらのイラストで覚えましょう!

「lie」の「 i 」がオオカミになっていますね。
自分がするので、「 I 」=「わたし」というふうに覚えてください。
発音も「るぁアイ」なので覚えやすいかと!
2他動詞「lay」
今度は他動詞「lay(横にする)」です。
原形 | 三人称単数 | 現在分詞形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
lay | lays | laying | laid | laid |
この「lay」ですが、先ほどの「lie」の過去形も「lay」になって、同じスペルというややこしさもありますが……。
とりあえずこんなふうに使います。
I laid the baby on the bed.
(赤ちゃんをベッドの上で横にした)
先ほどの「lie」は自分がすることに使う「自動詞」でしたが、「lay」は自分がすることではなく、ほかのものに使う「他動詞」です。
では、こちらのアニメーションをご覧ください。

「Lay」の「 a 」がオオカミになっていますね。
しかも、「えいっ!」って何かを投げている、つまり何かに作用しているイメージです。
自分ではなく、ほかのものに作用するイメージで「えいっ!」と覚えてください。
これも、発音が「るぅエイ」で覚えやすいですね。
自動詞「rise」/ 他動詞「raise」
お次は「rise(自動詞)」と「raise(他動詞)」の覚え方です。
1自動詞「rise」
まずは自動詞の「rise」から。
原形 | 三人称単数 | 現在分詞形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
rise | rises | rising | rose | risen |
「sunrise(日の出)」のように使われますが、この「rise」ですね。
The sun rises in the east.
(太陽は東から昇る)
主語(太陽)自身が上がる(昇る)ときに使います。
これもさっきと同じ覚え方です。

「lie」と同じく、「I(アイ)」と自分を指しているオオカミが見えます。
自分のことを言うときに使う自動詞だから「I(=わたし)」と覚えやすいですね。
「rise(るぅアイず)」と覚えてください。
2他動詞「raise」
そして、「rise」に対応する他動詞「raise」です。
原形 | 三人称単数 | 現在分詞形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
raise | raises | raising | raised | raised |
「rise」が自分が上がるときに使う自動詞でしたが、これは他動詞なので、ほかのものに作用するときに使います。
I raised my hand.
(手をあげました)
上の例では「自分自身」が上がるのではなく、わたしが「自分の手」に作用して、「(手を)上げる」という内容ですね。
さきほどの他動詞「lay」の「 a(エイ) 」を思い出してください。

「 a(エイ)」がオオカミになって「エイッ!」とやっていますね。
これも、他動詞なので「えいっ!」とほかのものに作用しているイメージで覚えてください。
発音も「るぅエイず」です。
【補足】
さらっと説明してきましたが、発音と活用について補足があります。
「lie」「rise」は「L」と「R」の違いも
「こちらの記事では「lie」を「るぅアイ」とか「rise」を「るぅアイず」のようにカタカナ英語で書きました。
でも「 L 」の発音と「 R 」の発音は全然違うので、ご注意ください。
くわしくは下記の記事を。
「lie」は「うそをつく」という意味も
「lie」は「横になる」という意味ですが、「うそをつく」という意味もあります。
この場合は、「横になる」という意味のときとは活用がガラッと変わります!
1「うそをつく」の「lie」
「うそをつく」の「lie」の活用は簡単です。
原形 | 三人称単数 | 現在分詞形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
lie | lies | lying | lied | lied |
過去形も過去分詞形も「lied」と、「 d 」がつくだけです。

ウソをつくのが簡単なように、簡単に覚えられるんですね。
2「横になる」の「lie」
そして、先ほども見た「横になる」の「lie」です。
原形 | 三人称単数 | 現在分詞形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
lie | lies | lying | lay | lain |
ややこしいのが……
- 過去形 ……
lied→ lay - 過去分詞形 ……
lied→ lain
この2つです。
さて、今回は英語で覚えるのに苦戦する「lie(自動詞)/ lay(他動詞)」、そして「rise(自動詞)/ raise(他動詞)」の覚え方でした。
ぜひ「どっちだっけなぁ……」と悩んだときは……
- 「アイ(=自分)」と言いながら「自分」を指しているオオカミ
- 「エイっ」と言いながら「他のもの」に作用しているオオカミ
……を思い出してくださいね。
こちらは関連記事です。

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