英語「R」の発音を完璧にマスターするコツを伝授するよ!

ヨス

こんにちは! 言語オタクのヨスです。

今回は英語の中でもやっかいな発音の1つ「 r 」の発音を紹介します。

べつの記事で紹介している「 L 」の発音と両方を区別して発音できるようになりましょう!!

英語の「r」の発音

よく「英語の『 r 』は巻き舌だ」みたいな話を聞きますが、それはまったく違います。

巻き舌というのはイタリア語やロシア語の「 r 」の発音です。

こちらの音声を聞いてみてください。4つの「ら」っぽい音で「ドラえもん」と言っています。

  1. 普通の日本語の「ら」
  2. 英語の「 L 」で「la」
  3. 英語の「 R 」で「ra」
  4. 巻き舌の「ら」

こんな順に言っていてよく似ている気もしますが、4つともまったく違う発音です。

日本語の「ら行」とは違う

英語の「 r 」の発音ですが、ローマ字でも「ら行」を「ra・ri・ru・re・ro」と書くので、同じ発音だとカン違いしてしまいますよね。

でも日本語の「ら行」と英語の「 r 」はぜんぜん発音が違うんです。

「 ɾ 」の発音
「 ɾ 」の発音

日本語の「ら行」の発音記号は厳密には「 ɾ 」と書きます。

口の中では、上の図のように舌先を上の前歯の後ろあたりではじくようにして発音しています。

詳しくは下記の記事に書いていますのでご覧ください。

参考: 日本語の「ら」は英語の「ra」か「la」か? 英語にもある「ら」の発音

英語の「r」の発音記号は「ɹ」

では本題の英語の「 r 」ですが、今まで聞いてきた「ら」の発音は完全に忘れてください。

英語の「 r 」の発音はこんな音です。

ヨス

ん?! 想像していたのと違う?

母音が付いてはじめて「ら」っぽい音になる

この「 r 」の発音ですが、「 r 」だけを発音したのでは、先ほどのような音になります。

ところが、「 r 」のあとに母音を付けてみると……?

この例では「あ」を付けてみましたが、「ら」っぽい発音になりましたよね?(日本語の「ら」とはぜんぜん違いますが)

実は、「 r 」って、母音がくっつかないとただの伸ばし音みたいな音なんですね。

英語の「r」は新しい音声を学ぶ気持ちで!

この「 r 」の発音は、完全に新しい音声を学ぶ気持ちでいてください。

それを示すために、英語の「 r 」の本当の発音記号を紹介します。

英語の「 r 」の発音記号は、ɹ 」と書きます

「 ɹ 」の発音2
「 ɹ 」の発音

ただ、これは普通に学校で英語の勉強をしていても出てこないので見たことないですよね(笑)。

辞書を見ても「 r 」で書かれていますし。

ヨス

ここでは英語の「 r 」は今までに発音したことのない新しい子音であることを伝えたいだけですので、「 ɹ 」という記号は覚えなくてOK!

さらについでですが、発音記号「 r 」は本来、巻き舌を表す発音記号です。

英語の「r」の発音の仕方

では、英語での「 r 」の発音の仕方を紹介します。

「 L 」の発音と比べると割と簡単にできるはずです。

……が! 文章中に出てくるときにはなかなかスラッと言えません。これは練習あるのみですね。

英語の「r」の発音方法

英語の「 r 」の発音のコツとしては、舌先が口の中のどこにも触れないということです。

「 L 」の発音がしっかりと舌先を上あごに付けていたのとは大違いですね。

実は「 r 」の発音の仕方には2つのやり方があるので、両方を紹介します。

「あー」と言いながら舌先を上あごに近づける

ではまず1つ目の「 r 」の発音の仕方です。やり方を説明する前にちょっとこれを真似してみてください。

ヨス

日本語で「あーーーー」と言っている途中で、舌先を上前歯の後ろあたりに近づけていくとこういう発音になります!

注意したいのは舌先はあくまで上あごに近づけるだけで、くっつけないということ!

どうですか? わたしの言った音声に近い声が出せました?

では口の中ではどのようになっていたのでしょうか? こちらの図を見てください。

「 ɹ 」の発音2
「 ɹ 」の発音

上の図のように舌先が上前歯の後ろあたりに近づいていますね。

音声学では「歯茎接近音」という発音です。

舌先を歯茎(上前歯の根本部分)に接近させて、舌先と上あごの間から声を出します

舌を上あごに付けて舌先を上あごから離す

上のやり方がわかりづらい場合はこちらを見てください。

「 ɹ 」の発音
「 ɹ 」の発音

上の図のように、舌の真ん中あたりを上あごにくっつけて、舌先だけを下げるイメージです。

ヨス

コツとしては、舌先はどこにも触れないということです。

「舌先」以外は上あごや歯に触れてもOK

市販の発音の本やネット上では「舌をどこにも付けない」と書いているものがほとんどです。これがまどわせるんですよね……。

ですが、付けても問題ないんです!
舌先さえどこにも付いていなければOK!

ヨス

もう一度言いますが、舌の真ん中あたりや、舌の根本は上あご、もしくは上の歯(の内側)に触れても問題ありません。

わたしが発音する場合は、舌の両側が上の歯の内側にけっこう当っています。

下あごは引きすぎない

そのほかの「 r 」を発音するコツは、下あごをあまり下に引かないことです。

ヨス

口を大きく開けないということですね。

先ほどの「あー」を言いながら「 r 」の発音に変化させた練習をもう一度してみてください。

このときも、「あー」から「 r 」に移り変わるとき、下あごを上に少し持ち上げます(少し口を閉じる)。

そのあとに、舌先を上前歯の後ろあたりに近づけるとスムーズに「 r 」の音が出せます。

「 r 」から始まるときはかなり口を丸める

あと発音が「 r [ ɹ ] 」から始まる単語の場合は、かなり唇を丸めてから発音します

唇をタコの口のように思いっきり丸めて「うー」と言いながら、「right(正しい・右)」の発音をしてみてください。

ゥɹait」と発音するイメージで!

これは単語の頭にくるときだけで、語中や語尾にくるときは唇はリラックスします。唇も丸めませんので。

【アメリカ英語のみ】母音のあとの「r」をしっかり発音する!

そして、アメリカ英語の場合だけですが、覚えておくことがあります。

それが「R音性母音(R-colored vowel)」です。

ヨス

「R音性母音」というのは、アメリカ英語独自のねばっこく伸ばして発音する母音のことです。

R音性母音とは?

「R音性母音」というのは、母音の後ろに「 r 」の発音が合体して[ ɹ ]の発音を含んだ母音のこと。

たとえば、こんな発音です。

こちらの5つを順番に発音していますが、母音に「 r [ ɹ ] 」の発音がくっついた音声ですね。

  1. ɑɹ
  2. əɹ
  3. ɛəɹ
  4. ɔɹ
  5. ɪəɹ

このねばっこそうな発音が、アメリカ英語の大きな特徴です。

単語中に「R音性母音」が出てきた例

今度は単語の中に「R音性母音」が入っている例を聞いてください。

  1. car [kɑɹ]
  2. teacher [tiːtʃəɹ]
  3. chair [tʃɛəɹ]
  4. more [mɔɹ]
  5. here [hɪəɹ]

この「R音性母音」の「 r [ ɹ ]」の発音ですが、「right」のように文章の頭に出てくる「 r [ ɹ ]」の発音とまったく同じ音です。違う発音に聞こえますけどね。

「R音性母音」に関してはややこしいのでまた別の記事で書きますね。

今回は、英語の発音の中でもかなり日本語とは違う発音の「 r [ ɹ ]」について紹介しました。

とにかく日本語の「ら行」の発音は完全に忘れてください。かなりの違いがある音なので。

最後に、日本語の「ら・り・る・れ・ろ」、そして「 l 」を子音にして「la・li・lu・le・lo」、最後にアメリカ英語の「 r 」の「ra・ri・ru・re・ro」と言っているものを聞いてみてください。

「 L 」の発音も日本人には呪いレベルで難しいので要チェックです。

ただ、下記の記事を読んだら、いとも簡単にマスターできるので大丈夫ですが♪

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執筆者: ヨス
アメリカに留学した経験から言語に興味を持ち、日本語教師に。日本語教育を学んでいたときに自分が「音声学」に猛烈に惹かれることに気づく。一般的には学ばない「日本語の音声」を学ぶことで英語の発音を習得。ヨッセンスという月間に100万回以上読まれている人気ブログも運営。

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